후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 254,021자 · 495화면
「鳥も鳴かずば撃たれまい――というわけですね」
「そうだ、そうだ」
白雲は、柳田平治が存外、洒落た言葉を知っているのに、我が意を得たりとばかりです。
二十六
そういうこととは知らず、石小屋の中では、白雲のいわゆるイカモノの音楽が、奏する人をいよいよ有頂天にならせると共に、さしもの聞き手を、ようやく陶酔と恍惚の境に入れようこと不思議と言わんばかりです。
それが、イカモノであろうとも、なかろうとも、自己の演出する芸術が、張り切れるほどの相手方の反感を和らげ得たのみならず、進んでこの程度にまでこっちのものに引き入れた自分の芸術の勝利に、マドロスがいよいよのぼせ上らざるを得ませんでした。
そこで、ここを先途と、引換え立替え、レコードを取換え、針をさし換える隙がもどかしいように、西洋から、南洋から、支那朝鮮の音楽にまで、自分の持てる芸術の総ざらいをはじめて終り、やがて息をもつかせず、
「オ嬢サン、コレカラ日本ノモノヤルデス、マズ南ノ方カラヤリマショ、八重山ヲヤリマショ」
「八重山って何です」
「八重山ハ薩摩ノ国ノ南ノ方ニアル島デス、ソノ島ノ娘、タイヘン声ヨイデス、世界デモ一番デス」