후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,374자 · 345화면
そこで、わしは考えました、百姓に百姓の心得を説いて聞かすには、まず『百姓』という文字の意義から説いて聞かせなければならないと。このごろでは、もっぱら、百姓の名の起りから説いて聞かせているというような次第なんですが、これをまあひとつお読み下さいまし」
と言って、武州刎村の百姓弥之助と名乗る男が、大腹帳の開巻第一を開いて、慢心和尚の前に示しました。
和尚が受取って、それを読んでみると、
「そもそも『百姓』といふは、支那四千年の古典『書経』並びに『詩経』等に見ゆるを最初とすべし。『百姓』とは、あまねく『人民』といふ意味にして、これを農耕者に限りたる約束は更になし。されば天子以外のものは皆百姓なり。
日本に於ても、古代はこれと典故を同じうしたれば、歴代の天皇、皆直接に人民を呼ぶに『百姓』の語を以てし給ふ。愚、ひそかに数へ上げ奉るに、日本書紀三十巻の中に於て、天子おんみづから『百姓』の語を以て呼びかけ給へるところ七十四ヶ所に及ぶ。殊に、第十六代仁徳天皇に於かれては、
『君ハ百姓ヲ以テ本トナス』
『百姓貧シキハ則チ朕ノ貧シキナリ、百姓ノ富メルハ則チ朕ノ富メルナリ』
とまで仰せらる。