일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 178,374자 · 345화면

아오조라 문고

と関守氏がききますと、

「持って来るには持って来たが、置場所に困ってるんだ、お前さん、こいつを預かってくんな」

「何だよ、いったい、品物は。南京米でなけりゃ、じゃがいもか」

「そんなあ、不景気なもんじゃねえんだぜ」

と米友が、汗を拭き加減に、今そこへ取卸した至極重みのかかる袋を、伏目に見ながらの応対です。

「何だか、中身を名乗りなよ」

「当ててみな」

と、米友としては変に気を持たせるような返答ぶりでしたけれど、ワザと言うのでないことは、すぐに自問自答で底を割ってしまったことでわかるのです。

「銭だよ、こん中に、銭がいっぺえ詰ってるんだぜ」

「そいつぁ驚いた」

と、関守氏と、がんりきと、二人が思わず音を上げました。

代用食類似の不景気な品ではなく、銭とあってみると、たとえ鐚にしてからが、天下御免のお宝である。それを質の如何にかかわらず、ともかく、袋にいっぱい包んで、小柄のくせに怪力を持つこの野郎が、汗を拭き拭きかつぎ込むというその重量は大したもので、「お気の毒」(一厘銭の異名)にしてからが莫大の実価である。それを人もあろうに、銭金にはあんまり縁の遠かりそうな男が、不意にかつぎ込んで来たのですから、大黒童子が戸惑いをして来たようなものです。