일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,838자 · 204화면

아오조라 문고

さりとて、どうも、このままでは引けない、ともかくもぶっつかってみようと、伊達の乙士は細川の甲士に向い、なにげなく、

「さても見事な筆蹟でござるが、拙者もこの道は横好き、なんとこの一巻を、拙者の好事にめでてお譲り下さるまいか」

こう言って持ちかけてみたが、甲士は頭を縦に振らなかった。

「敵将の一番首はお譲り申そうとも、この一巻は御所望に応ずるわけにはいかぬ」

「それは近ごろ残念千万ながら、是非に及ばぬこと」

礼儀から言っても、名分から言っても、先方が譲らないと言う以上、こちらは、どうしても指をくわえて引込まなければならない。ぜひなく陣へ立戻ったが、残念で堪らないから、改めてその一条を主人政宗に向って物語った。

「それは残念無念――そのほうが我に見せたいと思うより以上、おれはその品を見たい、見ずには置けぬ」

そこで独眼竜は馬を駆って、直ちに細川三斎の陣を訪れた。

「突然の推参ながら、たって所望の儀は、さいぜん貴公の家士が稀代の名筆を分捕られたそうな、それを一目拝見が致したい」

「容易き儀でござる」

三斎もそれを否まん由はなく、今し甲士が分捕って齎らしたばかりの一巻をとって、政宗の手に置いた。