후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
「御苦労さまでございます、長局の方には、一向に異常がございません。どこといっていたんだところもなければ、誰の一品といって、失せたものもございませんそうで……」
そこで断言して、ねぎらいかえそうとした時に、末のはしためが一人、後ればせに、ここへ駈けつけて、
「あの――昨晩、皆様が長押へお貼りになった品定めの番附が見えないようでございますが……」
なるほど、昨晩あれほどの興味を集めた産物、長押へ掲げてあの席の止めをさし、そうして置いて一同が揃って寝に就いたはず。
昨晩のうち、あれに手をつけた者がないとすれば、今朝に至って、誰か気を利かして剥がしておいたものか。とにかく、事はたった一枚と二枚の紙のことではあるけれど、この場合、一応の調査を試みないわけにはゆかない事どもです。
だが、だれかれとたずね廻っても、一向に埒が明かない。
誰ひとり、剥がしたという者もない。蔵って置きました、と名乗って出る者もありません。
そのうちに、昨晩の面ぶれは、すっかり集まったが、二枚の紙の行方が全く要領を得ないことになると、そこで、一つの疑惑が産み出されてしまいました。
ことに醒ヶ井側は、このごろヒレがついて、自分に楯をつきたがる初霜のやからが、何か反感を以てしたことでもあるように取るし、初霜の方はまた、例の醒ヶ井側の意地悪から出た