일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠11

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면

아오조라 문고

「そう言えば、そんなものですけれど……どうかすると、一生こんなところで暮らしていたいような気持もしますね」

その時、北原は、「お雪ちゃんのように相手さえあればね」と言ってやりたい気分になって、その言葉が咽喉まで出ましたけれど、初対面の何とも知れぬ隣室の人に気を置かれて、だまって、思わず村田と面を見合わせましたが、やはり、その辺にお気づきのないお雪ちゃんは、

「ねえ、北原さん、あなたのお国は、やはりこの信州の伊那だとおっしゃいましたが、あちらのお話をお聞かせ下さいませ。いつかここの白骨温泉の木曾踊りのことが話に出ました時、あなたは伊那の飯田には、あれに負けない伊那踊りがあるといって御自慢になりましたでしょう、その伊那踊りですか、伊那節ですか、それを一つお聞かせ下さいな。ね、先生、ここでそれを歌っていただいてもようございましょうね」

「ははあ、伊那節をわしにうたえとおっしゃるんですか、北原の無粋を見かけての御註文ですね。もとより歌ったり踊ったりは、こちらのガラじゃありませんが、尤もガラで歌ったり踊ったりするわけじゃない、過ぐる夏には、とてもすごい体格をした所謂イヤなおばさんなるものが存在して、すごい体格は体格ながら、肉声は甚だ美にして、よく音頭取りをつとめ、白骨温泉の女王の地位を贏ち得ていたというくらいですから