후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
その一団は、いずれも見知り合いの面ぶれでありますが、ただ一方の炉を守って、お茶番の任をひとりで引受けながら、一座の談論に耳を傾けている一人の女性があることだけが、最も意外で、且つ、異彩であります。
それは、さいぜん、お雪が極めをつけた通り、この冬籠りの白骨には、お雪をほかにして女性というものは無かったが、今宵に至って、降って湧いたように、この席に現われたものであります。
色の乳白色な、小肥りといってよいくらいな肉附の、三十を越した年増ではありますが、キリリとした身のこなし、真黒な髪をいぼじりといったように無雑作に巻きつけてあるのは、この際だからやむを得ますまい。
今まで無かった女性が、ここへ現われたのは、天から落ちて来たのでもなく、地から湧いて来たのでもなく、先刻、お雪が取次をして、北原が迎いに出でたところの、名古屋から来た紅売りその人なんでありましょう。そうだとすれば、旅路の必要から、男装して来たものが、ここではその必要を解いて、本来の姿を見せているものと見られる。
ここ、白骨に冬籠りをやっている自称お神楽師連が、必ずしも自称お神楽師でないことを知る者は、これをたずねて、女の身で大胆にも、冒険にも、ここまでひとり旅をして来た名古屋の紅売りなるものが、単純な紅売りでないということもあたりまえです。