후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
て来て、山を掘っくらかえしてしまう、美しい天然の形をしていた山が、デコボコのギザギザ山になってしまって、それからは何の木を植えても育つことではない。杉を植えたり、雑木を植えたりしておけば、ちょっとの間には目に見える儲けはないとしても、何十年、何百年の間に、植えかえ植えかえすれば、その利益はのべにしてみると大したものだ、見たところも、山は山らしい厚味があって、土地の人情ともすっかり合った風景になるのだが、ああして石灰山を売り飛ばしてしまっては、一時のかす儲けばかりで、未来永劫に廃れ山になってしまう。近頃は、この武蔵野にも美しい雑木林がだんだん減って、殺風景な桑畑ばかりふえる、梅なんぞもその通りだ、流行物に心をうつして、古来の風土にかなった名物を失うと、もう取返しがつかないものだ。そこで与八――お前に相談だがな」
と東妙和尚から、与八殿がかなり長い前置附きで相談を持ちかけられたところは、いつぞや、石の地蔵をきざみながら、地蔵和讃の口うつしを受けた、彼岸桜の大木の下の芝生の上です。
「お前に相談というのはほかでもないがな、あんまり、あの梅の亡びることが惜しいものだから、ひとつ、わしが、もくろみを立ててみたものだ。