후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠11(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 368,567자 · 720화면
ここへ来たのも一つは、その行方が気になってたまらないからだ。
しかし、詰問してみると、二人はニヤニヤと笑うばかりだ。
いったい、この連中に正面から詰問してかかれば、かえって、いよいよ事を扱いにくいものにする。現在、連れて来てこの隣室へ置いたからとて、二人は江戸の八丁堀へ置いて来たようなことを言い、江戸の八丁堀へ届けて来ても、この隣室へ置いてあるようなことを言いたがるのが、厄介者の常だ。それを知っているから、兵馬は、手強く詰問しても駄目だと思っていると、案外先方が砕けて来て、
「宇津木君、実はねえ君、実はねえ、君に申しわけがないんだよ、我々両人、あんな口幅ったいことを言って、あの女を引受けてからさ、なあに御心配はないさ、我々だって、見込んで頼まれれば、猫と一緒に鰹節の番人もする――後生大事に、あの女を連れて浅間へ送りかえす手筈であったが、あの女が、浅間へは帰りたくないようなことを言うから、それではお望み次第、京鎌倉でも、江戸大阪でも、どこへでもおともをしようじゃありませんかと、安手に出て、そうして、まあ取敢えず木曾街道を塩尻まで無事に同行したと思い給え。