후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠16(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,946자 · 520화면
「東西東西」
手拍子パチパチ。
「御酒二升、目ざし鰯十連、浅畑村若衆より馬持ちの田子衛門へ下さる」
手拍子パチパチ。
「そば粉三袋、牛蒡十把、六はら村の長徳寺様より西町の芋七へ下さる」
手拍子パチパチ。
「半紙十帖、煮付物一重、三太郎後家様より長松へ下さる」
手拍子パチパチ。
「榾三束、蝋燭二十梃、わき本陣様より博労の権の衛門に下さる」
手拍子パチパチ。
拍子木カチカチ。
「東西東西、このところ太功記十段目尼ヶ崎の段、始まりさよカチカチ」
これを聞くと道庵が無性に嬉しくなって、
「ありがてえ、これだから旅は止められねえ」
十七
道庵先生は、この太功記十段目を極めて神妙に見ておりました。道庵先生とても必ずしも脱線とまぜっかえしを本業としているわけではなく、衆と共に楽しむ場合には、強いてことを好んで多数の静粛を破るようなことはしません。
そうしているうちに、この一座が、太功記十段目一幕をとうとう本行通りこなしてのけてしまったのには、さすがの道庵先生が舌を捲きました。案外の上出来、それに上方に近いせいか、第一、チョボが確かだし、一座の役者の仕草も台詞も一応、格に入っておりました。