후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠19
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 319,771자 · 617화면
一方、本館へ現われた青嵐居士は、自分も羽織袴で両刀を帯している上に、直ちに王国中に向って触れを下して、総動員を命じました。
二十七
総動員をしたからといって、自分が留守師団を指揮して、これだけの手勢を以て、一揆の大軍に当ろうとするものでないことはよくわかっています。
いかに胆吹王国といえども、これだけの実力を以て大軍に向うなどは、暴虎馮河の至りです。よし、それに相当る大軍を保持していたからにしても、この人は戦をしかける人ではない、むしろ緩和に当ることを得意とする人であることは、姉川の時の水合戦の裁きぶりでもよくわかっている。
五十名の胆吹王国の総動員をしたのは、戦わんがためでなくして、和せんがためであるに相違ない。和するというのは、つまり、こちらへ向って無遠慮に侵入の気配にある一揆暴動の逆流を、緩和転向せしめるためでなければならぬ。あの勢いを真正面からこの山へ引受けてしまった日には、独逸軍の白耳義に於けるように、損害と犠牲のほどは目も当てられないことはよくわかっている。群集共の間には、まだ、胆吹山あるを知って、この王国あるを知らないものが大部分に相違ないが、来てそうしてこれを知った日にはたまらない。