일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠19

中里 介山

中里 介山의 大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 319,771자 · 617화면

아오조라 문고

五十

ところで、その晩のこと、月心院の屯所の大きな火鉢を囲んで、伊東配下、御陵衛士隊の錚々たるもの、鈴木三樹三郎、篠原泰之進、藤堂平助、毛内有之助、富山弥兵衛、加納道之助の面々が詰めきって、宵のうちから芸術談に花が咲いている。

話題に夢中になったこの時間、この連中にも、殺気が消えて、芸術心というものが集中する。

いったい、これらの人々には、勤王と言い、佐幕というようなイデオロギーよりは、芸術という魅力によって生き、これによって死んで悔いないというのが持味なのです。

「芸術」というのは、徳川期に於ては「武術」に限ることであって、明治後期以後に慣用されたようなキザな生ぬるいものではない。

勤王と言わず、佐幕と言わず、これが中心に活躍した壮士はすべて芸術の士である。芸術に於て彼等は必ずしも大家ではなかったけれども、それを生命とすることに於て、大家以上の精進力を持っていた。たとえば長州に於ては、桂小五郎もこの芸術家であった。薩摩に於て、西郷は芸術家たるべくして、負傷と体質から、その主流には外れたが、桐野は異彩ある芸術家の一人である。幕府に於て、近藤勇以下はまたその芸術家である。