후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠19
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 319,771자 · 617화면
声もよし、品も相当備わっておいでだし、ことに、いま二人の恋物語を語るにつれて、情がうつって昂奮して来る様子と言い、どうやらお前さんも只者ではないようだ、まだ枯木となって、世の春にそむく年頃でもあるまい」
と言って、近寄って、その手にさわってみると、どうしてどうして、その手がまるく肥えていた。
「あなた様、怪体なことをなされますな」
と尼さんは言ったが、驚いて飛び上りもせず、そのさわられた手を引っこめもしなかった。
果して、相当海千の女であったよ、わしが一人でさまよい込んだのを、いいかげんの相手と、つかまえて放さず、朝霧と重清の恋物語に持込んで、情をうつしたのは、まあ相当の手とり者だった。おかげで、おれも無益の殺生をしないで済んだというものだが、いったい、京都は女の多いところだと、そもそもこの時から嬉しくなりはじめたのは馬鹿な話さ。
四十四
破産者の笑いそのもののうつろな笑いのうちに、机竜之助は、仰向けに横になって気を吐いていたが、もう気の利いた化け物は引込んでしまい、よよと泣く声もなければ、わあわあと合わせるバスもなく、柱も、長押も、すっかり闇のうちに没入して、あの真白い、しなやかな手首も、下手な左官屋の真似をする芸当をやめてしまい、四方が森閑とした丑三の天地にかえりましたものですから、さしも