후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
馬大尽の雇人の幸内は、三日目の日が暮れてしまってもついに屋敷へは帰りません。
伯耆の安綱と称せしかの名刀もまた、幸内と共にその行方を失ってしまいました。
この前後のこと、甲府の町うちにおりおり辻斬があります。
三日か四日の間を置いて、町の端れに無惨にも人が斬られていました。その斬り方は鮮やかというよりも酷烈なるものであります。
一刀の下に胴斬りにされていたのもありました。袈裟に両断されていたのもありました。首だけを刎ね飛ばしたのもありました。ちょうど神尾主膳の家で刀のためしのあったその夜もまた、稲荷曲輪の御煙硝蔵の裏に当るところで、一つの辻斬があったことが、その翌朝になってわかりました。
斬られたのは幸内ではありませんでした。ところの方角も幸内の帰って行ったのとは違いますし、ことに斬られた本人が近在の煙草屋でありましたから、直ぐに本人の家族へ沙汰があって、これらが駈けつけて泣きの涙です。
町奉行の役人と、前日神尾の家へ集まった師範役の小林文吾とその弟子どもも駈けつけました。
町奉行の検視の役人は、現場に立って面を見合せて腕を組んで、
「たしかに物取りの仕業ではない」