후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
七兵衛とがんりきとが、途中の気紛れにしろ、こうして飯綱権現へ願をかけてみようとする筋合いは読めないことでもないが、ちょっとわからないのはそれに続く、南無甚内殿、永護霊神様という神様の名前であります。甚内殿という神様は、どこにあるのか。また飯綱権現の一名を永護霊神とは呼ばないはずです。
二人は、殊勝な面をして、飯綱権現に祈祷を凝らしておいて、神前に備えた安綱の名刀を、まず七兵衛が取り上げておしいただいてから、
「どうだい、こんな名刀を甚内様に持たしたら、ずいぶん人を斬るだろうなあ」
と言いました。
「うーん、こりゃ人斬庖丁にゃ勿体ねえんだ、伯耆の安綱なんて刀は、神様に備える刀で、人を斬る刀じゃねえとよ。滅多に人を斬るには村正がいいね、村正てやつは、なんとなく凄味があっていいね」
がんりきがこういう返事をしました。
こんなことを言って二人は、山頂の飯綱権現の社から下りて来ました。見受けるところ、二人がわざわざ道を枉げたのは、単にこうして飯綱権現の前へ安綱を、見せびらかしに来ただけであるようです。
二人が例の刀箱を持って高尾山を下りながら、がんりきの百蔵が、七兵衛に向って、一つの動議を提出致しました。