후리가나로 읽는 일본 고전
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
三好 十郎의 天狗外伝 斬られの仙太(てんぐがいでん きられのせんた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,347자 · 243화면
間……。
右手から、前後を見廻しながら出て来る自由党の壮士三人。一人は着流し。一人は絣に単衣に袴、一人は詰襟の洋服を着ている。三人ともつとめて平静を装うてはいるが、ひどい昂奮と緊張が明らかに見られる。洋服の男は仕込杖らしいステッキを突き、着流しの男は抜身のままの脇差しをダラリと右手に下げている。無言。進んで来て、水田の中の稲が動いたのにギョッとして立停る。ジッと水田を見詰めている。
洋服 ……(つとめて押殺した低声で)そこに居るのは誰だ?
水田からは何の返事もない。抜刀の男、ズカズカ進んで田に踏み込んで行きそうにする。
袴の男 (動いている菅笠を認めて、指し)百姓だ。
それで抜刀の男は踏み込むのをやめる。三人、三方を見廻している。――間。
袴 ……(水田へ向って)おい……(と呼びかけながら着流しの男の抜刀に眼をやり、それをかくせと頤をしゃくる。着流しの男、抜刀を背後にかくす。水田へ向って)……おい。こら! なぜ返事をしない、聞こえないのか?(稲田の中の者達は、稲の間から三人を覗いて見ておびえでもしたのか立上がろうとはしない。が、泥掻きをする手を止めたらしく、稲も動かないし、水音もしなくなる)……おい!