일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たいへいようまじょう

太平洋魔城

海野 十三

海野 十三의 太平洋魔城(たいへいようまじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,147자 · 187화면

아오조라 문고

室内へ入ってくる乗客をじっと見ていると、ずっと遅れて、例の酔っぱらいリキーとケント老夫人とが入ってきたのには、ちょっと不愉快になった。

「さあ、どけ。こんなところで何をしてやがる」

たちまち室内にひびきわたるリキーの怒号の声!

間違ってリキーの座席にすわっていた若いインド人夫妻が、締め殺されるような悲鳴をあげて、太刀川のいる方へ逃げてきた。

「どうしました。あなたがたの座席番号は?」

と、太刀川がきいてやると、二人はよろこんで、まだぶるぶる慄える手に二枚の切符をもって、さしだした。

「四十七号と四十八号。それなら、私の前です。私は五十号ですから」

インド人夫妻は、うれしそうに、いくども礼をいって、太刀川の前に座をとった。

眼をあげて、リキーの方をみると、かの二人はようやく落ちついたようであった。すなわち、太刀川のいるところと真反対の一番隅に、老夫人がふかく腰をおろし、通路に近い方に酔っぱらいのリキーがすわっている。

そのうちに、出発の時刻がだんだん迫ってきた。

はげしく、賑やかに銅鑼が鳴りだした。乗客たちは、飛行艇の窓から外をのぞきながら、小蒸気の甲板にいる見送人と手をふり、ハンケチをふって、別れの挨拶をする。