일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たいへいようまじょう

太平洋魔城

海野 十三

海野 十三의 太平洋魔城(たいへいようまじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,147자 · 187화면

아오조라 문고

このさわぎがはじまってから、一度も姿を見せないのには、何かわけがありそうである。

「さあゆこうぜ、リーロフ」

太刀川は、顔色もかえず、大男のリーロフをかえりみていった。

「うん、ゆけ。貴様がさきへ」

リーロフは、注意ぶかい目つきで、太刀川の方にあごをふった。

「僕は鋼条とペンチを持つ、リーロフ、君は手斧だ」

「おれが手斧を持つのか。うふふふ。それはたいへんいいことだ」

リーロフは、意味ありげに笑った。斧の刃は、するどくとがれていて、切味がよさそうなのが、何だか不気味である。

「リーロフ、さあ、僕につづいて、すぐその天井の窓から、胴体の上へはいだすんだ」

翼のうしろに開く窓があった。そこから艇の胴体の外へ出られるのだった。太刀川は、ロープのはしを座席の足にしばりつけた。そして自分で窓をひらいた。艇員たちが、はっと顔色をかえるのをしり目に、さっさと艇外へはいだした。とたんに横から、張板のようにかたいはげしい風が、彼の体をぶんなぐった。飛行眼鏡さえ、もぎとられそうで、しばらくは目が見えなかった。風にあおられ、ぐーっと、体がもちあがるのを、一生けんめいにこらえて、胴体の上にうえつけられている力綱の輪をにぎる。