후리가나로 읽는 일본 고전
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ふうふがさっかであるばあい
夫婦が作家である場合
宮本 百合子
宮本 百合子의 夫婦が作家である場合(ふうふがさっかであるばあい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,933자 · 8화면
そして訪問者があると原稿をかくしたということをあげておられた。更に現代の引例として、やはりイギリスの国際的地位にある婦人作家ヴァージニア・ウルフの書いたものの一節を引用してあった。それは、婦人の時間は台所や子供部屋や寝室の間にまぎれ過されることが実に多い。私は一方ならない困難の後に、やっと小さいながら自分の部屋と呼ぶことの出来るものを持つことが出来るようになった。というような意味の言葉であったと覚えている。
私はその文章全体を面白く印象ふかくよんだ。私のまわりでは本当に、良人が作家であることには苦しまぬが只自分の部屋がないので困っている婦人作家があるのだから。
ところでその後、ヴァージニア・ウルフの作品を一寸読む機会があり、つづいて伝記を読み、私は千葉氏にもそれに注意をよび起された自分に対しても全く別な内容で或る感銘を覚えた。
ウルフは、英国の上流人であるレズリー・ステフン卿の娘に生れ、家庭で教育されている。これは貴族的教育法である。ウルフ氏と結婚してから夫婦で出版所を経営している。このような環境のウルフ夫人に家という建物の中で自分の部屋さえなかったということは、私には殆ど想像出来ない。