일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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きぞくひがん

奇賊悲願

海野 十三

海野 十三의 奇賊悲願(きぞくひがん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,375자 · 19화면

아오조라 문고

貫一はその後で、便所の戸を釘づけにし、そして悠々と吉祥天女像を荷造して背負って寺を立ち出たのであった。

と、だしぬけに「待て、賊!」と声をかけて、こちらへ駆けて来る者があった。月明かりに見れば、又しても例の変ったユニフォームを着た刑事だった。

銃声一発! 刑事は蝙蝠のような恰好をして道路上に倒れたが、そのとき刑事の左腕が切断して宙にとぶのが見られた。

貫一は、そのまま走り去った。前夜と同じことが続くとは、なかなか油断出来ない世の中になったものだわいと、彼は烏啼の館へ帰着するまで全身の緊張を解かなかった。

地下の倉庫には、二体の秘仏が並んだ。烏啼は、やはりちょっぴりと貫一を賞め、そして「何か変ったことはなかったか」と訊いた。貫一は異状なしと嘘をついた。

その次の第三夜は、葛飾へ出掛けた。

二度あることは三度あるというが、ふしぎにも同じことがあった。縞馬みたいな刑事が煙草の火を借りに来て、この辺は物騒だから要慎するように注意して去った。

「どうも変なことがあればあるものだ。毎晩同じような服装をした同じような刑事が現われて来やがる。……しかしまさか同じ人間じゃあるまいな。