일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おくちちぶ

奥秩父

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 奥秩父(おくちちぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,255자 · 11화면

아오조라 문고

それも皆お犬様のお蔭である。お犬様は火防盗難除けの神として、又作物を荒す猪、鹿、狐其他の害獣退治の神として深く崇められていた。それで信徒は一定の扶持料を納めてお犬様を借り受け、家の守護神とする。この分身を請い受けて帰る途中では休憩を許さない。若し仮にも泊ったり休んだりすれば、お犬様は其家に止って其家の守り神となってしまうと云われている。尤もこの言い伝えは各講によって違っていたようである。夫であるから遠方の人は中継ぎの人を途中に幾人も配置して、昼夜兼行して帰ったものである。そうしなければ折角の分身も甲斐なきものとされていた。

夫なら其お犬さまとは何かと聞かれると実は返答に困る。八幡様の鳩やお稲荷さんの狐は誰も知っているが、三峰のお犬さまは見た人がない。いや無い訳ではない。私は不幸にして一度も現場に出会わなかったけれども、四、五度は慥に姿を現わしたに相違ないようである。勿論私の知っている限りという条件が付く、それはこうだ。

伝説に拠ると景行天皇の御宇に日本武尊が東夷を征伐して、甲州から武州へ越えられる際に今の雁坂峠を踰えて三峰へお出になった。其時道に迷ってお困りになっていると、忽然として二頭の神狼が現れ、先に立って御案内をしたので恙なく御登山なされた。