후리가나로 읽는 일본 고전
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にょうにんきんせい
女人禁制
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 女人禁制(にょうにんきんせい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,705자 · 6화면
女人といっても、老幼美醜、さまざまであるが、とにかく、女性として関心のもてる程度の、年配と容貌とをそなえてる方々のことなのであって――。
一
汽車の寝台ではよく眠れないという人が、ずいぶんあるようだが、私はそれが腑におちない。充分に手足をのばせない憾みはあっても、縮こまっていた方がよくねつかれる道理で、しいて眠ろうとする時に人は大抵、布団の中で縮こまるものなのである。車体の動揺がせわしいといっても、人は子供の折身体を揺ぶってねかしつけられたものであるし、列車の振動は謂わば大人の揺籃の揺ぎなのである。その上、夜前たいてい、食堂で少々酒類もつぎこんでいようし、寝すごしてもボーイが起してくれるという安心もある。というわけでもないけれど、私は寝台車では実によく眠れる。朝は制限時間の八時近くでなければ起きない。
そこで、起きだしてみると、寝台車の午前八時といえば殆んど白昼で、多くの席はきれいに片付いていて、身仕度ととのえた人ばかりか、食事までもすました人が、新鮮な顔を並べている。だが、そんなことは平気だ。起き上って、スリッパをつっかけて、着変えようとすると……。