일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おんなけんし

女剣士

坂口 安吾

坂口 安吾의 女剣士(おんなけんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,694자 · 74화면

아오조라 문고

彼の心はふくよかだった。家に近づく一足ごとに自信が力強くよみがえってくる。まさかこの山奥からポッと出の田舎教師が東京の郵便局を襲ったとは思いつく者があるまい。むろん郵便局のヒキダシにも手さげ金庫にも指紋は残してきたが、磁石じゃあるまいし、それがこの山中を指し示すことはありっこない。彼は自信マンマンだった。

家へ戻ると、盗んだ金とピストルを秘密の場所に隠しこんだ。少くとも今後の何ヶ月間はこの金が自宅のどこにも存在しないと自ら思いこんでしまうことがカンジンだ。

その晩は熟睡したが、早朝には習慣通り目がさめた。彼は躊躇なく跳ね起きた。あのバカ者は例によってすでに今日の猛練習をはじめたころだ。ひとつ、からかってやろうと思った。稽古着に着かえて道場へでかけた。バカ者は朝の千本をふり上げふり下している真ッ最中だ。

「よう。師範代。やってるな」

しかし存八は答えない。いつもの例だ。千本が終るまでは相手にならない。

その日は寺田も自信があった。念願を果した自信、そして快感。それが郵便局の豪傑の急所に見事な一撃を与えたときの手ごたえに変形してよみがえってきた。その力は今や彼の全身にみなぎり、何物をも打ち砕くために破裂しそうだ。