일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おんなごころしゅうい

女心拾遺

矢田 津世子

矢田 津世子의 女心拾遺(おんなごころしゅうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,514자 · 36화면

아오조라 문고

老夫人のはからいで祝儀の仕度が初まった。師走に入ってからは心も急くから、と園子も手伝って、毎日のようにおしもをつれてはデパートヘ出かける。あまり粗末なことでは、故郷から出てくる両親の恥になるだろう、と心をつかって、箪笥に鏡台、寝具一切をとり揃えてやる。そんな忙しい或る午後のこと、出入りの呉服屋が染めあげてきた小菊模様の錦紗の羽織を、老夫人がおしもの肩へかけさせて見とれているところへ唐沢氏が入ってきた。

「何んだ、それおしもの着類か」

立ったなり眺めている。

「少し、地味でしょうかしら?」

老夫人が窺うように見あげると、唐沢氏は眼をそらして、

「贅沢なものを……」

と不機嫌に呟いて、部屋を出て行った。

呉服屋が帰ると、老夫人は唐沢氏の居間へ呼ばれた。

「女中風情に、錦紗は過ぎている。身分を考えなさい」

唐沢氏はきめつけるような口調で云った。

「錦紗といっても、あれが一枚っきりですし、嫁にいくのに余り……」

「いいや、儂は、この間からのお祭さわぎが気にいらんのだ。それに、金も、かけ過ぎて居る」

云うて、唐沢氏は庭の方へ眼をやった。とりすがるすべのないよそよそしい容子である。