후리가나로 읽는 일본 고전
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おんなにんじゅつつかい
女忍術使い
坂口 安吾의 女忍術使い(おんなにんじゅつつかい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,611자 · 6화면
その深夜に現れた時はあんまり酔っていなくて、
「変だわねえ。午前の二時半だってねえ。ウシミツ時じゃないの。お酒に酔っぱらいもしないで、どこをウロついてたんだろう。シラフで帰るとかえってウチのヒトに怪しまれるから、安吾さん、のましてよ」
こう云って、ハッハッハ、と笑って、
「私ねえ。あなたッて人が忍術使いに見えんのよ。コロコロコロッと呪文を唱えるとウイスキーと七面鳥の丸焼きをだしてくれるのよ。巴里の街には忍術使いらしい人ずいぶん見かけたけど、日本はダメだわねえ。安吾さんぐらいのもんじゃないの」
「オヤオヤ。あなたがそうじゃないのかね」
「私の呪文じゃ出てくれるのはカストリぐらいのもんだわねえ。マッカーサーかなんか招待して、コロコロッて呪文を唱えて、帝国ホテルでカストリだしちゃって。私がねえ。ハッハッハ。でも、ねえ。カストリでもいいわよ。欲しいとき、それがきッと出てきてくれると思いこんで生きられないものかしら」
彼女はニヤニヤ笑った。
「自分のカラダがフッと消えるといいわねえ。ヒョッと居なくなっちゃうのよ。時々ヒョッと現れるのよ。もう出てこなくッてもいいじゃないの。