후리가나로 읽는 일본 고전
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おんなきしゃのやくわり
女記者の役割
野村 胡堂
野村 胡堂의 女記者の役割(おんなきしゃのやくわり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,039자 · 32화면
どうか、高城君を一度でも疑った罪亡ぼしに、この似合いの二人の手を、永久に握らせてやって頂き度いのです。先刻高城君を犯人と思い乍らも、最後まで庇おうとした、お嬢様の犠牲的な態度で、若い人達の心持は充分お解りでしょう。この事件で受持たれたお嬢様の役割は実に素晴らしいものです。――それでは皆様、千種君は私と一緒に帰ろう、君にも飛んだ心配をさせちゃったなア」
花房一郎は丁寧に一揖して、そのまま廊下へ出ようとしました。
「あ、待ってくれ給え、これほどのお骨折に、早速お礼をしなければ、私の気がすまない」
「イエイエ警視庁の小吏が、これしきの事で謝礼を受けてはすみません。お嬢さんと高城君を並べて紫外光線写真でも撮って下されば、それで私は充分です」
美しい花枝と高城鉄也の、極り悪そうな顔を後に、二人は小走りに午後の街へ出ました。
「どうだ、清々したろう」
外は美しい冬の日和、花房一郎は立止って大きく新しい空気を吸います。
「カフェー人魚へでも行って、独り者同士の杯でも挙げようか」
「よかろう」
二人は何時の間にやら手を組み合せて居りました。