후리가나로 읽는 일본 고전
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
高見 順의 如何なる星の下に(いかなるほしのもとに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,508자 · 236화면
「ミーちゃん。……」
小皿のむらさきに青海苔をふって私の前に差し出すと、細君は膝の上に両手を重ねて、美佐子に眼を注ぎ、
「――これからは、そういう時、ミーちゃん、はっきり断わらなきゃ駄目よ。いいこと。あんたは宴会の余興に呼ばれて踊りに行ったんですよ。そんな、客の酌をしに行ったんじゃないんだから、――ねえ」
と台所に顔を振り向けた。台所では惚太郎が背を丸めるようにして煉炭の上に手をかざしていた。
「――ねえエ」と細君は口添えを促すように再び言ったが、――保定で戦傷を受けたという帰還兵の彼は、傷のところと覚しい腿にそッと手を当てがって、薄笑いを浮べたきり別に何事も言おうとしなかった。それは柔和な微笑ではあったが、私は私の胸を鋭く貫くもののあるのを感じた。
「そりゃねえ」
と、細君はひとりでつづけた。
「踊り子から芸者になったのもいる。だから似たようなもんだと、そんなお客は思ってるんでしょう。でも……」
チンと貝がアルミの蓋を蹴って口をあけた。貝の汁がジジジと鉄板に焼きついた。
「ミーちゃんは舞台から離れてるといったって、まだ芸人なのよ。芸人は芸を売ればいいのよ。女中に頼まれたからってお酌なんかすることないのよ。