후리가나로 읽는 일본 고전
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
高見 順의 如何なる星の下に(いかなるほしのもとに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,508자 · 236화면
――ある時、私はつとに現地へ二度も赴いた先輩の評論家に、お前、現地へ行かないのかと問われ、私は「――行きたいことは行きたいのだが」と言って、そうした気持を話した。すると、評論家は、
「君は……」と私をねめつけ「おめえは駄目だ。――だからおめえは駄目なんだ」と卓を叩いて言った。評論家は、駄目だという理由を説明してくれなかったが、私は私のそうした気持は下らないということを悟り得た。現地へ行けば、そんな個人的な下らない気持は吹っ飛び、吹っ飛ぶとともに、行かないと得られない貴重なものを得られるに違いないと思った。戦場へ行くということは、そんなケチな感情など問題にならない、もっと大きい高い立場に立つものだと思った。だが、そう思っても、私のそうした気持はやはり心から払い去られないで残った。
そして、――そのくせに、私は浅草をうろついて、一見すべての人に対して申し訳ないような、ぐうたらな生活を送っていた。私が浅草のアパートに部屋を借りた理由は、前に述べた。だが、盛り場はいろいろとあるのに、なぜ特に浅草を選んだかということについては述べなかった。私はそれまで、盛り場としては銀座を愛していたが、とみに銀座や銀座的なもの、私のうちにおける銀座的なものに嫌悪を覚え、同時に、浅草は民衆の盛り場というぼんやりした(いい加減な)概念