후리가나로 읽는 일본 고전
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いかなるほしのもとに
如何なる星の下に
高見 順
高見 順의 如何なる星の下に(いかなるほしのもとに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,508자 · 236화면
に惹かれて、私は浅草へ来たのだ。私はそこで、民衆の群のなかに自分を置きたいと思った。(これも、いい加減な概念的なものだった。)――民衆の持っている素朴さ、率直さ、強靭さ等々で自分の神経を揉んで、ヒステリーを直したいと思った。だが……。
いや、こんな調子でしゃべらせておいたら、それこそ果てしのないおしゃべりを、私はこの辺で打ち切らねばならぬ。
――私は朝野に、仕事がうまく行かないと言った。すると、朝野はわが意を得たりといった顔で、
「浅草の空気は僕らにはいかんです」
僕らというのに特に力を入れて、断乎として、何か噛み付くみたいに言った。
「浅草は人間をぐうたらにさせて、いかんです。――浅草では、ふうッとしていても、生きて行かれますからね。こいつが、いかん」私の浅草生活が本格的になることは感心できないと朝野が言った意味がわかった。「――僕がいい例ですよ。全くもって、いい例だ。浅草に毒された、浅草の空気にすっかり台なしにされたいい見本ですわ」
朝野は煙草のやにで黒くなった汚い歯をむき出して笑った。――朝野は以前いい小説を書いていたが、この数年何も発表しなくなった。