일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いもうと

妹

中野 鈴子

中野 鈴子의 妹(いもうと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 639자 · 2화면

아오조라 문고

妹は出かけて行った

一か月に一回の面会を 三か月のばして やっと出かけて行った

タンスの底の しめっぽくなっているきものを引っぱり出し

右と左のびっこの足袋をはいて――

妹はモチ米を一斗さげて行った

米を代えて汽車賃をつくるためだった

停車場 汽車の中 歩く道にもヤミ米テキハツの警官が立っている

妹は

一斗の米をふた包みにし、軽い風呂しき包みにみせかけ奥さん風に停車場を降りた

いま降りた乗客に むらがるようにケイカンが飛びかかっていた

ケイカンは妹にもとびついた ケイカンにつれられ

拇印を押し 妹はモチ米一斗をとりあげられた

彼女は目まいをしながら外へ出た

電車をのりかえ

妹は

刑務所の門を入った

面会室に夫はほほえんで立っていた

彼女は唇のふるえるのをつよくおさえ 目を上げて夫を見た

百日目にみる夫のかおは青ぶくれて 目がかすんでいるように

そして

青ぶくれたかおが笑っている

夫はいった

汽車賃ができたのか?

米は大分とれたか?

彼女はほほえもうとした

夫は笑っている 青ぶくれて

青ぶくれて 風せん玉をはり

壁の中に一人でいる

囚われて三度目の冬を控え

はりめぐらした とりでの中に