후리가나로 읽는 일본 고전
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おんなけいず
婦系図
泉 鏡花
泉 鏡花의 婦系図(おんなけいず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,760자 · 343화면
お日和でございます。よう御参詣なさりました。」
夫人が彳んでいて掛けないのを見て、早瀬は懐中から切立の手拭を出して、はたはたと毛布を払って、
「さあ、どうぞ、」
笑って云うと、夫人は婆さんを背後にして、悠々と腰を下ろして、
「江戸児は心得たものね。」
「人を馬鹿にしていらっしゃる。」
と、さしむかいの夫人の衣紋はずれに、店先を覗いて、
「やあ、甘酒がある……」
十一
「お止しなさいよ。先刻もあんなものを食ってさ、お腹を悪くしますから。」
と低声でたしなめるように云った、(先刻のあんなもの)は――鮪の茶漬で――慶喜公の邸あとだという、可懐しいお茶屋から、わざと取寄せた午飯の馳走の中に、刺身は江戸には限るまい、と特別に夫人が膳につけたのを、やがてお茶漬で掻込んだのを見て、その時は太く嬉しがった。
得てこれを嗜むもの、河野の一門に一人も無し、で、夫人も口惜いが不可いそうである。
「ここで甘酒を飲まなくっては、鳩にして豆、」
と云うと、婆さんが早耳で、
「はい、盆に一杯五厘宛でございます。」
「私は鳩と遊びましょう。貴下は甘酒でも冷酒でも御勝手に召食れ。」
と前の床几に並べたのを、さらりと撒くと、颯と音して、揃いも揃って雉子鳩が、神代に島の湧いたように、むらむらと寄せて来るので、また一盆、もう一盆、夫人は立上って更に