일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,574자 · 49화면

아오조라 문고

大阪にミジメなものがあるとすれば、東京を意識しすぎるということだけだ。それは己れを二流にするだけにすぎない。

大阪の男は狂おしいほどあやつられていますね。あの言葉がそうだ。彼らが甚しく実利的合理的であるにも拘らず、その言葉が感性的で、何物をも捉えずに、むしろ放そうとしているのは、理の怖しさや断定の怖しさを知りすぎるからだろう。理を知る故に、むしろ理が身についている故に、理に捉われる怖しさが分るし、理への反逆も起るのだ。大阪の言葉は怖ろしいまでに的確でありながら、同時にモヤモヤと、感性的なのである。大阪の言葉はファルスをつくるに最もふさわしい言葉の一ツであろう。だいたいファルス(道化芝居)というものは、理が身についた人間が、理をのがれようとしてもがき発するバクハツです。意味を知りすぎた人間が意味から無意味へ駈けこんで行ぐ遁走ですよ。悲しいのです。これ以上に悲しい姿はありませんや。大阪人はファルスと共に実生活しつつある唯一の日本人ですよ。狂おしいまでに、あやつられていますね。身についた理にも、人情にも、金もうけにも、アキラメにも、言葉にも、郷土にも。