후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごのしんにほんちり
安吾の新日本地理
坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,574자 · 49화면
バラックへの郷愁。ボツボツたる勇心の流す涙かね。織田作の霊よ、安かれ。
どうも私はストリップだのジャンジャン横丁だのキャバレーだのと、ロクでもない大阪ばかり見物し、会見した人物といえばお嬢さんだけとは怪しからん、という抗議をなす人があるかも知れないが、これがどうも私のせいではないのである。
私も大阪のしかるべき代表的名士に三四会見を申込んだが、一応は承諾したのち、みんな用を構えて逃げられたのだから仕方がない。申し合せたように一応は承諾するところが、面白いな。結局巷談師安吾という奴は、どんなことを書くか分らん、というのが心配のタネであったのだろう。
要するに、会見に応じて悠々と現れて下さッたのは、お嬢さん方だけであった。そういう次第なのである。大阪のお嬢さん方は、巷談師安吾の如きにはビクともしないのである。どんな動物だか見てあげましょうというような軽い気持で、実に彼女らは天真ランマンですわ。大阪の実業家だの名士というのは、やっぱり二流だね。一流の魂があれば、巷談師ごときに怖れるところはなかろう。おそらく東京だったら、私が会見をもとめた政治家や実業家は悠々と会うかも知れんが、お嬢さん方の方は怖れをなすんじゃないかね。