후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごしたん
安吾史譚
坂口 安吾의 安吾史譚(あんごしたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,437자 · 27화면
そして藤原氏一族の陰謀がついに道鏡をしりぞけた後に、彼らがかついで帝位につけたのは、道鏡と同じく施基皇子の長子で、道鏡とは兄弟に当るすでに年老いて白髪の老王子であった。
老王子は人皇四十九代光仁天皇。その御子が桓武天皇である。背後の勢力は天智天武の昔にもどって二分したから、藤原一門は桓武帝を擁し、己れ方の勢力を背景にした地に新しい都を定めるために、奈良の都をすてなければならなかった。
以上は後々の話であるが、道鏡をしりぞけるには次に説くような精巧な手段を用いた。
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道鏡をしりぞける陰謀以前に、淳仁帝が廃せられて淡路へ流され、法体の女帝が重祚した。
淳仁帝が廃されたのは、女帝に向って道鏡を信任なきような言葉をもらしたので、不和になったのだという。俗書では、天皇が女帝と道鏡の肉体的な関係を諫めて女帝の怒りをかったとあるが、そんなことが考えられるであろうか。女帝は自分を選んで帝位に即けてくれた生れながらの現人神である。落語の中の八さん熊さんにしても、なア、おッかア、あのナマグサ坊主とイチャつくのは、やめてくれねえかなア、と諫めた話はあんまり聞かないが、特に長幼の序が人生の万事を律している特殊な社会で、しかも生れながらに唯一絶対の現人神たる上皇に向って、礼なき言葉が発せられるとは思われない。