일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごこうだん

安吾巷談

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 24,016자 · 48화면

아오조라 문고

三十五六の兵隊風の男。等々。いずれも街頭でクツをみがいているような人たちだが、共同便所の暗闇の中で、泥グツをみがくにふさわしい彼らの手で、一物をみがいてもらう趣味家はどんな人々なのか、まるで想像もつかない。

「カキ屋の料金は五十円です」

と、お巡りさんは教えてくれた。

田川君と徳田潤君がつきそってくれたが、徳田君は社の帰りに一度は上野にたちよってちょッとぶらついてみないと心が充ち足りないという上野通であったが、かほどの通人にして、カキ屋の存在を知らなかった。つまり、公園入口にぶらぶらむれている百人あまりの男娼パンパンがいわゆる一般人士に名の知れたノガミで、共同便所から池の端の都電に沿うた一帯の暗黒地帯は、ピストルの護衛がないと、とても常人は踏みこめない。通人もふみこめない。ただイノチがけの大趣味家だけが、ふみこむのである。

私はみなさんをそこへ御案内するわけだが、ピストルの護衛づきでも足がすくんだ。まア、しかし、可憐なところから、お話しよう。

私たちを案内してくれた警官は天才的なほどカンの鋭い人だった。彼の五感はとぎすまされているようだ。私がまだ何の予感もないのに、彼がにわかにクラヤミの一点をパッとてらしだす。