후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごこうだん
安吾巷談
坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,074자 · 19화면
沈々として妖気ただよう見物人と全く同質の単なる肉体にすぎないのである。
肉体がタバコをすって、ギコチないモーションで口紅だらけのタバコをつきだせば、誰だってギョッとすらあ。これにスマートな応対をしてくれたって、ムリのムリですよ。
お客をうちとけさせるには明るく軽快でなければならず、これも芸を必要とする。芸なし猿が口紅だらけのタバコの吸いさしを突きだすなどゝは、アイクチを突きだすぐらい穏かならぬ怪事としるべし。生き生きとした笑顔ひとつ出来ないというデクノボーのような肉塊にすぎないのだもの。
見物人にインネンをつけるよりも、踊り子の芸を考えてみることである。
先般、文藝春秋だかに、メリー松原と笠置山の対談があって、メリーさん曰く、肉体が衰えてはいけないから情事をつつしまねばならぬ、とある。こんな物々しい考え方もしてみたいのだろうが、ムダなことだよ。芸だけ考えればタクサンなのである。芸というもの、舞台の上で女に生れるということを本当に心得ていないから、肉体の衰えだの、情事だのくだらぬことを考える。むしろ正確に情事を学ぶ方がいくらか芸のタシにはなるだろうさ。