일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごこうだん

安吾巷談

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾巷談(あんごこうだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,267자 · 27화면

아오조라 문고

それで、金が高ければ当り前の話で面白おかしくもないけれども、さて美姫が恋人となり、ホールが終って、彼女らがパンパンとなると、とたんに彼女らの部屋は窓の小さな犬小屋となり、何から何まで、安直なのである。この精神が甚だよろしい。

在来のパンパンは相当な金をまきあげられた上、女とねかされるというだけで、露骨で殺風景で、この道に一番大切な、恋人的な情趣をもつ余地がない。センチメンタルなダンナ方は老いも若きも、この荒涼風なまぐさしという雰囲気にはつきあえないに相違ない。

芸者というのは踊るけれども、あの日本舞踊の動きというものは現代のセンスに肉体の美を感じさせはしなく、彼女らの唄うものが、益々現代の美から距離をつくってしもう。

パンパンというものが在る以上は、もっと気のきいた、現代のセンスに直接な在り方がなければならぬ筈であった。東京パレスはそれに応えて、革命的な新風をおこしたのである。その上、ありきたりのパンパンよりも安直であるという大精神に於ては、窓の小さな犬小屋の非をつぐなって余りあるところ甚大な、一大業績だといわなければならぬ。美神アロハは実力の一端を示したのである。