일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしんにほんふどき

安吾新日本風土記

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾新日本風土記(あんごしんにほんふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,371자 · 34화면

아오조라 문고

ともかく天孫降臨の伝説の地に行って見いだすものは、八紘一宇の塔なぞとはおよそちがった大らかな平和郷と荒々しい熊襲や武神たちとは類のちがった温和で素直な住民たちとである。高天原伝説を史実に合せた窮屈さはここでも充満している如くであり、また事実その不合理も充満しているのであるが、その基盤をなしている里人の生活というものには窮屈も不合理も見ることができない。天真ランマンで温和でノンキであるというだけだ。

たとえば彼らの神楽に岩戸神楽というのもある。そして岩戸村もあれば天の岩戸神社もあって岩戸神楽ならば岩戸神社で演ずるのが何より適していそうなものであるが、そういうことは行われた例がないのである。彼らの神楽は必ず部落々々の農家を選んで行われる。彼らの祖先は朝廷に召されて神前で神楽を奉仕する例があったにも拘らず、神に神楽を奉仕するということが彼ら自身の生活としては全然行われていないのだ。岩戸神楽があり岩戸神社があってすらそうなのだ。神楽は彼らにとって人間同士の娯楽であり、またあわよくばそれによって美女の心をひき美女に愛されたいための必需品的なものなのだ。神楽の成り立ちから彼らにとってはそうであり神楽を神に奉仕するという観念は昔から一貫して欠けているのだ。