일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしんにほんふどき

安吾新日本風土記

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾新日本風土記(あんごしんにほんふどき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,371자 · 34화면

아오조라 문고

こういう特色のある土地ではその土地の人たちが日常たべているものを食べさせてくれるのが何よりのサービスだ。高千穂の山中へ行って都会なみの料理を食いたいとは誰も考えていないのだ。土地の人が食べあいている平凡なものが実は旅行者をよろこばせるものである。こういうところに私は一つの日向の気風を見るのである。自分たちが日常たべたり行ったりしているような平凡なそしてイノチのこもったものに対外的な価値を見出すことを知らないのである。そして神様は高天原の神様でなければいけないことになってしまい、高千穂太郎の御神体は縁の下に朽ちてしまうのである。しかしそのような気風に、日向山中の人々の歴史が語られているのかも知れない。温和で素直で陽気な漂泊芸人の歴史が。

私は日向山中で彼らの独特の顔を見ることができないかとそれを甚だ期待していたのであったが、そういう特別な顔は見出すことができなかった。私を案内してくれた町の人は土地生粋の人で母方は椎葉の方の人だと云っていたが、その顔は群馬あたりでもざらに見ることのできるタイプであった。概して高千穂の人々は山中の人たち同士で血族結婚的になりやすいので、純粋の顔が残りやすいはずであるが、実は日本のどこにも見かける顔が主であった。