후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきじる
完本 たぬき汁
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 完本 たぬき汁(たぬきじる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,158자 · 273화면
活き餌でなければ育たないので、捕まえてきた二、三日は蓑虫かなにか捜してきて熱心に餌飼いをするが飽きてくると蓑虫をとりに行くのがいやになって半日も捨てて置くと冷たくなって死んでしまう。
もずの巣に興味を失うころになると、田圃の空に雲雀が唄いはじめる。大体、もずの営巣は二月の下旬から三月下旬位までであるが、四月に入れば雲雀の時代だ。
雲雀の一番巣は四月一杯。二番巣は五月一杯。三番巣は六月で、このうち一番巣は大部分雄が孵化するから興味が深い。大きく育てても、雌の方は啼かないから無駄である。だから雌の子が多い二番巣、三番巣はあまり人が興味を持たないのである。一番巣の頃はまだ田の麦が腰をたてない。僅かに四、五寸に伸びたばかりである。雲雀の一番巣は、その低い麦の芽の柵へつくるのであるが、これを発見するのは大事業だ。容易のわざではなかった。
どこの麦田に雲雀が巣を営んでいるかを見当つけるには、雲雀の餌をくわえて子供のところへ運んでゆく姿をまず発見しなければならないのである。餌をくわえて飛んでいる雲雀の親を発見しても、親は決して直接には巣の上へ降りない。充分、あたりを警戒したのち、巣から一町か一町半も離れたところへ降りる。