후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきじる
完本 たぬき汁
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 完本 たぬき汁(たぬきじる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,158자 · 273화면
中に、心利きたる医師がいて、将軍の企みを読んで取り、不心得の七面鳥が使命を忘れてぼんやりとしているのを問題としないで、わざと驚いた風をして、地上を跳ね回り、両手を振って躍り回ったから、将軍はここにはじめて我が意を得た。相好を崩して喜び、子供のように笑いこけたというのである。
この道化た医師は、口中医某というのであるが、それから後、将軍は口中医の伺候を首長くして待った。そして、彼がくると何事を措いても七面鳥を庭へ呼び、
『傍らへ寄ってみよ、傍らへ寄ってみよ』
と、いうのである。
幼児が『お化けえ』と言って声を細くし、両の掌を眼の上へあげると、大人が『怖い怖い』と、眼を掌で塞ぐ体を、幾度も執拗に強いるのと同じことを、将軍は登城のたびに繰り返した。
口中医はついに耐えられなくなって、病と称して引きこもったそうである。
三
伊達宗城は、家老の松根図書にこんなことを話して聞かせた。
――この将軍は、癇癪の発するや、賜謁の際と雖も眼を繁く叩き、口を歪め、膝を上下するに、進見のもの辛うじて、失笑を禁ぜしほどであった――
さらに、家定のからだには足りないところがあったのを、福地桜痴居士が『幕末政治家』