일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たからづかおいたちのき

宝塚漫筆

小林 一三

小林 一三의 宝塚漫筆(たからづかおいたちのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,995자 · 53화면

아오조라 문고

米人の偉大なる体格美を仰ぎ見て、我々の繊弱な素質を危ぶむごとくに、精神的低迷の瀬戸際に立たざるをえないのである。

洋楽の優秀なることは、何人も異議のない点であるが、さりとて、日本音楽も亦捨て難き情緒ありなぞと、自己満足をする時代ではないことも心得ている。心得ておりながらモットよい音楽がほしい、出来るかもしれない、世界共通の音階と譜面と、その融和性とは、かならず新日本の音楽が生れ、独特の国民性は何かの機会において顕れるであろう、という気長い心持からも、私はそう失望ばかりしては居らなかったのである。

然るに、今度こそは断然見限らざるを得なかった。それは進駐軍のラジオを連日聞いたからである。彼等の組織的プログラムの整然としてバラエティに富み、その内容の充実したる、何曜日何時には何か聴けると待ちこがれる音楽の楽しさ。私は唖の旅行において、外国の芝居や、寄席や、あらゆる興行ものを見聞した時は、深く感じなかったが、彼等のラジオ芸術の普及的勢力と、面白く引きつけてゆく企画など、これは断じて太刀打ちの出来ない非常な距離のあることに心づいた。

私のような皆目、外国語が判らない老人においてすらも、進駐軍のラジオを聴いていると音楽は勿論のこと、そのすべてのものを受入れられて愉快である。