후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,748자 · 254화면
その時から彼はこの世の艱難を進んで嘗めようとした。艱難は直に来た。兄の入獄、家の破産、姉の病気、母の死……彼は知らなくても可いようなことばかり知った。一縷の望は新しい家にあった。そこで自分は自分だけの生涯を開こうと思った。東京を発つ時、稲垣が世帯持の話をして、「面白いのは百日ばかりの間ですよ」と言って聞かせたが、丁度その百日に成るか成らないかの頃、最早自分の家を壊そうとは三吉も思いがけなかった。
倒死するとも帰るなと堅く言ってよこしたという名倉の父の家へ、果してお雪が帰り得るであろうか。それすら疑問であった。お雪は既に入籍したものである。法律上の解釈は自分等の離縁を認めるであろうか。それも覚束なかった。三吉はある町に住む弁護士の智慧を借りようかとまで迷った。蚊屋の内へ入って考えた。夏の夜は短かかった。
三吉は家を出た。彼の足は往時自分の先生であったという学校の校長の住居の方へ向いた。古い屋敷風の門を入って、裏口へ廻ってみると、向の燕麦を植えた岡の上に立ってしきりと指図をしている人がある。その人が校長だ。先生は三吉を見つけて、岡を下りて来た。先生の家では学校の小使を使って可成大きな百姓ほど野菜を作っていた。