일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえ

家

島崎 藤村

島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,748자 · 254화면

아오조라 문고

五

お福は、お雪の直ぐ下にあたる妹で、多勢の姉妹を離れて、一人東京の学校の寄宿舎に入れられている。名倉の母の許を得て、一夏を姉の許に送ろうとして来たのである。

三吉が通っている学校は、私人の経営から町の事業に移りかけているような時で、夏休というものもお福の学校の半分しかなかった。お福の学校では二月の余も休んだ。裏の畠の野菜も勢よく延びて、馬鈴薯の花なぞが盛んに白く咲く頃には、漸く三吉も暇のある身に成った。

三吉は新に妹が一人増えたことをめずらしく思った。読書の余暇には、彼も家のものの相手に成って、この妹を款待そうとした。お雪は写真の箱を持出した。

名倉の大きな家族の面影はこの箱の中に納められてあった。風通しの好い南向の部屋で、お雪姉妹は集って眺めた。養子して名倉の家を続いだ一番年長の姉、※という店を持って分れて出た次の姉、こういう人達の写真も出て来る度に、お雪は妹と生家の噂をした。お福の下にまだ妹が二人あった。その写真も出て来た。姉達の子供を一緒に撮ったのもあった。この写真の中には、お雪が乳母と並んで撮った極く幼い時から、娘時代に肥った絶頂かと思われる頃まで、その時その時の変遷を見せるようなものがあった。