일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とらひこのさくひん

寅彦の作品

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寅彦の作品(とらひこのさくひん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,891자 · 4화면

아오조라 문고

明治大正の時代については、いろいろな見方もあるが、日本民族が、精神的の飛躍をした時代であることには、間違いがない。西欧文明を急速に摂取して、日本が近代世界の仲間入りをした時代である。

この時代の文化人は、今日の文化人とは、教養の質と量とにおいて、大分違うようである。鴎外や漱石が、すぐ例に出されるが、日本人としての精神的骨髄が非常にしっかりしていて、その上に、西欧文明の深い学識を身につけていた。

寅彦先生にも、この傾向が強く見られる。漱石の評語「神経質な仙人」というのが、まさにあたっている。神経質は、西欧の我の自覚の産物であり、仙人は神仙道を通じての東洋精神の具象である。その上寅彦には、同時代の知識人の教養に付加するもの、即ち科学があった。

今から考えてみても、依然として不思議である。専門の物理学以外は、いわば副業的教養であるが、その学識が私たちの常識を逸脱している。外国語は、英仏の外に、電車の中でカントの純粋理性批判をドイツ語で読み、夕食後ツルゲネーフをロシア語で読んでおられた。

東洋的教養は、漢学よりもむしろ、純粋に日本的なものに傾いていた。