후리가나로 읽는 일본 고전
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ふうきはっせきしし
富貴発跡司志
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 富貴発跡司志(ふうきはっせきしし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,895자 · 8화면
呵殿の声はもう廟門を入ってきた。官人の左右に燭しているのであろう紗の燈籠が二列になって見えてきた。と、各司曹にあった木像の判官が急に動きだして、それが皆外へ走って往って入ってきた官人を迎えた。前呵後殿、行列の儀衛は一糸も乱れずに入ってきた。紗燈の光は朝服をした端厳な姿の官人を映しだした。
友仁はすぐこれは城隍祠の府君であると思った。官人はやがて正殿に登って坐った。するとかの判官たちが、順々にその前へ出て拝謁したが、終ると皆自分自分の司曹へ帰って往った。友仁の前へも一人の判官が帰ってきた。それはそこの発跡司の主神で、それは府君に扈従して天に往っていて帰ったところであった。
今まで暗かった司曹が明るくなっていた。頭角帯、緋緑の衣を着た判官が数人入ってきて何か言いはじめた。友仁は何を言うだろうと思って案の下へ身を屈めて聞いていた。
「―県の―は、米を二千石持っておったが、この頃の旱魃と虫害で、米価があがり、隣境から糴がこなくなって、餓死人が出来たので、倉を開いて賑わしたが、元価を取りて利益を取らず、また粥を焚いて貧民を済ったので、それがために命をつないでいる者が多いといって、さっき県神から本司に上申してきたから、府君に呈したが、もう天庭に奏文して、寿を三紀延べて、禄を万鐘賜うた」