일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

かんちゅうたいがくき

寒中滞岳記

野中 至

野中 至의 寒中滞岳記(かんちゅうたいがくき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,295자 · 16화면

아오조라 문고

こと能わざるのみならず、痛みに堪えかねて、眼球を転ずることさえ叶わず、実に四苦八苦の責めに遇いしも、もと捨てたりし命を図らずも拾いしに、予に於て毫も憂うるに足らず。ただただ以上述ぶる所の場合に、終始一行の骨折心配は、如何ばかりなりしぞ、実に予が禿筆の書き尽し得べき所に非ず、願くは有志の士は自ら寒中登岳してその労を察せられんことを。

予は実にこの経験によりて、造化の執拗にしてますます気象の畏るべきものなることを知ると共に、山頂と山下との総ての気候は、いわゆる霄壌の差異あることを認め得たり、下山の途中既に五合目辺に下れば、胸部自ら透きて、心神爽快を覚え、浮腫知らず識らず、減退して殆んど常体に復し、全く山麓に達するに及びては、いわゆる形容枯槁の人となり、余人は寒気耐え難しといい合えるにもかかわらず、予らはさほどに寒気を感ぜず、また今まで食気更に振わざりしに引かえ忽ち食慾を奮起し、滞岳中に比すれば無論多食せしといえども、更に胃を傷うことなかりし、これによりて見るに、滞岳中食気振わざりしは、強ち直接に胃の衰弱せしためのみに非ずして、山頂と寒気さほど差違なき五合目辺に於て、已に爽快を覚ゆるを以て考うれば、その身体に異常を感ずる