일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さむはし

寒橋

山本 周五郎

山本 周五郎의 寒橋(さむはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,416자 · 36화면

아오조라 문고

……もちろん結婚するまえにきれいに片がついていたらしいが、いっしょに生活してみると、そういう事実があったろうということが、お孝にはよくわかった。

時三は田村へ来てからも、店に坐るよりは仕事をするほうを好んだ。店は他吉という番頭に任せて、自分は一日じゅう仕事場にこもっている。あいそっけはないし口数は少ないし、いつもむっとしたような顔をしているが、そこにちょっと説明のつかない強い魅力があった。……一手にひきうけて世話をしてやりたいとか、思いっきり虐めてやりたいとか、薄情なめにあって泣かされてみたいとか、それそれ気性によって違うだろうが、いずれにせよ彼を見ているとなにかかまってみたくなる、要するにほうっておけない気持になる。

――これがおんな好きのするっていう型なんだわ、いちばん危ない型だわ。

お孝は自分の身にしみてそう思った。

結婚してまる二年も経ち、疑わしいようなことはいちどもなかった。良人が誠実であるということは慥からしい、嫉妬などする余地は少しもない。こう安心していながら、一方ではそんな筈がないという気持がぬけず、ついすると良人をうるさがらせ、自分でもいやになるようなことを云ってしまう。