일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てらだせんせいのついおく

寺田先生の追憶

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寺田先生の追憶(てらだせんせいのついおく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,152자 · 26화면

아오조라 문고

先生はM君に、こういう日本に独特というほどでもないが、とにかく顕著な自然現象を、日本人の手で解決することをすすめておられた。そしてこの現象は土の膠質的性質に起因するものであろうという見込をつけて、先ず膠質物理学方面の測定技術を修得するような実験を言いつけられた。

近年になって、霜柱の研究も大分盛になった。その中でも著しい業蹟は自由学園の自然科学グループの人たちの研究で、その生成が土中に極微な粒子の存在することによるという点が明らかにされ、先生の見込みを確める結果を得たことである。先生のいわゆる嗅ぎつける力の一つのささやかな例として見ても、この話は私には一種の懐しさをもっているのである。

それよりももっと重大なことは、この霜柱が、寒地の土木工学上大切な問題として、極く最近に、低温科学の表面に浮き出たことである。極寒地では冬土が凍ると持ち上げられ、いわゆる凍上の現象が起きる。この力は大変強いので、北満では煉瓦造りの家屋がそのために崩壊したり、それよりも困るのは、鉄道線路に凹凸が出来て汽車が走れなくなる。北海道などでもひどい所では一尺位も持ち上げられることがあって、そのために被る鉄道の被害は著しいものである。