후리가나로 읽는 일본 고전
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どんぐり
寺田寅彦随筆集 第一巻
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 寺田寅彦随筆集 第一巻(どんぐり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 203,161자 · 412화면
どうも同じ手だと思うんだが……。」
「ええ、そうですよ。……きっとそうですよ。」
めんどうくさくなった細君は無責任な同意を表しはしたが、それでも堅吉はいくらか安心したらしく、散らかした手紙をそろそろ片付けていた。
K市の姉からだとすると、一つ思い当たる事があった。彼女が去年まで家を貸してあった中学教師のスイス人が毎年いろんな草花を作っていた。半分は楽しみであったろうが半分は内職にしているらしいという事であった。なんでも草花の種や球根を採ってはY港のある商館へ売り込みに行くらしかった。その西洋人が去年シャンハイへ転じて行く時に、姉の貸し家の畑へ置きみやげにいろいろなものを残して行っただろうという事は、きわめてありそうな事である。それがことしたくさん蕃殖したのでこちらへも分けてよこしたものだろう。
そう考えると堅吉の頭の中が急に明るくなるような気がした。同時にこの球根がなんだという事もはっきりわかったような気がした。「そうだ、フリージアだ。フリージアに相違ない。」
彼の意識の水平線のすぐ下に浮いたり沈んだりしていたこの花の名が急にはっきり浮き上がって来た。